戦後の近代建築を代表する前川國男と丹下健三。二人の比較によってその特徴を、そして、日本の近代建築の本質を考える。
宮城県美術館 設計:前川國男 1981(昭和56)年 宮城県仙台市 佐藤忠良記念館 設計:大宇根弘司 1990(平成2)年 宮城県仙台市
「近代建築と市民の会」が発足しました。 とりあえず、第1回目の講演会が上記の「上野・東京文化会館で学ぶ前川國男建築」となります。 申し訳ありませんが、満席となり、予約は終わりました。 今後も2から3ヶ月に1回のペースで講演会を続ける予定です。
前川國男の設計による唯一の超高層ビル、金属とガラスのビル群の中にあって、全面赤いタイルを打ち込んだ重厚な異色のビル。周りに豊かな広場を公開して都市の中にあるべき姿を示した画期的なデザイン。
25日 5月 2019
熊本城二の丸公園で、熊本城と対峙するように公園の西端に静かに佇む美術館は、手慣れた打ち込みタイルで覆われ、大きなホールを持った、前川國男晩年の傑作である。
19日 2月 2017
前川國男は日本の風土には打ち放しコンクリートは相応しくないとして打ち込みタイルという技法を追求した。前川の技法が頂点に達したのは、この作品かもしれない。
29日 1月 2017
世田谷の成熟した街の中に残された前川國男設計の都市のコア。保存か開発か世田谷区民はどんな決断を下すのか、見守りたい。
14日 11月 2015
小金井の江戸東京たてもの園へやってきた。 前川自邸は、園の入口を入ると真っ先に目につく所に、しかも、東南の最高の角度から接近してゆく。 背景は見事な林だし、庭の東南隅には大きなケヤキが茂っている。 申し分のない立地だ。