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書評:長尾重武『小さな家の思想』

産經新聞に書評を書きました。

『小さな家の思想』長尾重武著、文春文庫

著者はもともと、イタリア・ルネッサンス建築の研究者でしたが、日本に研究の軸足を移していたとは意外でした。

鴨長明の『方丈記』を読み解き、そこに描かれれいる小さな家「方丈庵」の実態を解明してゆく、さすが、建築史研究者の鋭く、分かりやすい分析は興味深い。

その後の展開、海外に、現代に視野を広げたところもさすが。

ル・コルビュジエのカップマルタンの休暇小屋も当然、視野に入ってくる。

そんな本を紹介しました。

案内する人

 

宮武先生

(江武大学建築学科の教授、建築史専攻)

 「私が近代建築の筋道を解説します。」

 

東郷さん

(建築家、宮武先生と同級生。)

「私が建築家たちの本音を教えましょう。」

 

恵美ちゃん

(江武大学の文学部の学生。)

「私が日頃抱いている疑問を建築の専門家にぶつけて近代建築の真相に迫ります。」

 

■写真使用可。ただし出典「近代建築の楽しみ」明記のこと。